当身について感じること

座り技 正面打ち込み一教
杖術
素振り1~15、合わせ(左右転換)、組杖
体術
体の転換、立ち技の呼吸法、片手取り4教表裏、片手取り、斜め片手取り、横面打ち四方投げ、座り技呼吸法
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当身について感じること

座り技当身にも色々な役割があってしかるべきで、役割の違いによって表現を変える方が良いのだろうかと感じています。

当身には最低限2つの役割があって、せめてこの2つだけでも呼び方を変える方が良いのではないでしょうか。

僕が感じている役割は、大きく分けて下記の2つです。

  1. 相手を思い通りに動かすための当身(見せ当身)
  2. 相手を倒してしまうための当身(砕きの当身)

型中の当身が2なのはおかしい

合気道では、型を型どおりに完結させる技術の稽古をしていると思います。

具体的には、はじめは、受け手の協力を得て完成形を確認し、その後、段々と受け側の協力を得ずに最後まで技が行えるように工夫をしていくものだと思っています。

ところが、型の途中で上記2の当身を利用してしまうと、相手を倒してしまう、又は、倒せずに予想外の反応になる、ので型がそこで終わってしまいます。型を完遂することを重視すれば2の当身は相性が悪いようです。

活人剣の考え方を当身に応用するのが1の当身

「活人剣の考え方」を誤解を恐れずに表現してしまうと「相手を意のままに操る技術」というイメージでしょうか。

剣や構えを相手に見せ、自分の望みどおりの反応を引出し、敵の反応に乗じ、あるいは、反応を操って勝つのが活人剣のやりようです。

合気剣も同じような術理を持っている剣なのですから、当然、武器を持たなくても同じように相手に対する事になります。

つまり、相手に見せて、反応を引き出すのが1の当身です。この考え方を採用することにより、型の流れがスムーズになると思います。

そういえば、昔、樋口先生から「当身は相手の視界から外れたところを通って当てるものだ。相手にしてみれば、いきなり当てられショックを受ける。」と習った事があります。2の当身はそういうものなのでしょう。当て方と、当てる場所が、重要なのだろうと思います。

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