少し日が長くなってきましたね。
僕は、彦根駅前の某ビルで仕事をしています。そのビルから帰るときに見るイオンタウン彦根の景色が、徐々に明るいものになってきています。日が長くなってきているのですね。その割に、寒くて仕方がないですが・・・・
さて、3月のはじめに昇級・昇段審査が行われます。
当会では、春と秋に2回審査が行われるのですが、指導させて頂いた練習生が審査を受けるというのは、自分が審査を受けるのと同じくらい緊張いたします。
審査や演武というものは、結果であって目的ではなく、本来それに備えるようなものではありません。とは言っても、「なんとか・・・・・」と考えてしまうのは人情なのでしょう (^_^;) 。
この日の稽古内容
素振りランダム、31の杖、陰陽進退
体術
斜め片手取り1教、両手取り2教、片手取り3教、正面打ち4教、両手取り入り身投げ、横面打ち四方投げ、天地投げ
この日は、会員の一人が居合刀を持参されました。「買ってしまいました・・・」という感じです。とても嬉しそうでした (^_^)
当道場の剣術には居合がありません。全て抜刀状態からの型を稽古します。その為、木刀があればそれで良いのですが、余裕があれば居合刀などを一本持つのが良いかもしれません。やはり、振り方など異なる点の確認も大切でしょうし、何よりも気分が出て良いですよね。
居合と合気道
居合刀を持てば抜刀の稽古をしたくなるでしょう。そうすると居合に手を出したくなると思います。しかし、合気剣を学ぶ者の場合、居合道を稽古するのは良く考えてからの方が良いでしょう。
もちろん、僕自身が居合の認識不足の部分があると思いますから、居合をはじめるなという話ではなく、合気剣の特徴に合わせて良く考えてみてくださいというお話です。
技術的な問題点
居合と合気剣は技法的な担当パートが異なるように思えます。例えば、居合で抜刀して合気剣で戦うという発想が可能になるわけです。
しかし、合気剣で戦うならできるだけ早く構えておきたいわけです。なぜなら、合気剣の場合、抜刀状態の剣に呼吸力をのせて構えてこそ、合気剣の攻防一体の性質が発揮されるからです。
つまり、合気剣を最大に活かす抜刀法は、安全確実に素早く抜く事のできる単純なものでよいと考えられます。
一番問題なのは時間
一番問題だと思うのは、実は技術的な点ではありません。一番問題だと思うのは、沢山の技法を身に付ける時間の確保が難しいという点です。
時間の効果というのは、結局のところ繰り返しの効果です。同じ時間しか確保できないのであれば、繰り返す内容が少ない程繰り返しの効果が期待できます。
逆に言えば、長時間を稽古に充てる事が出来る人なら、色々な技法を研究してみても問題無いと思います。それができる環境を作ることができれば、とても楽しいと思うのですが・・・。
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