この日は、京都・滋賀両方の道場開きでした。
京都の稽古は10時からだったので、彦根駅を8時23分の電車に乗りました。
彦根での朝は、車の窓がうっすら凍った状態だったので、お湯で氷を溶かす必要が生じてしまい遅刻しそうでしたが、なんとか間に合って初稽古に参加できました。
淡路之穂之狭別の行
毎年京都の初稽古では、初めに紳事が行われます。
祝詞の奏上や奉納演武などの流れは毎年の事ですが、今年は「淡路之穂之狭別の行(あわじのほのさわけのぎょう)」という禊の杖も教えて頂きました。
これは、古事記の国産みの部分を表現したもののようです。
僕自身、古事記の中身については全く詳しくなく、腰を据える時間が無いためなかなか勉強することもできません。
その為、ほとんど話を理解できておりませんが、将来的に興味が向いていくのが当然の流れのような気がしますから、その時に困る事の無いように、今は樋口先生の指導をそのまま頂いておくことに注力致します。
開祖のお話が理解できた時には、自分の中に何が広がるのでしょう??
今はまだ想像もつかいない視点が有るのだろうと思います。それも合気道を修行する一つの楽しみなのかもしれません。
初稽古
稽古の内容は、両手取りの1教、両手取りの呼吸法、片手取りの腕抑え、を中心に行われました。
テーマは「その場で抑える技」でした。
となると、当然として①相手を動かさずに食い込む、②上下を上手く使う、というのがポイントになると思うのですが、そもそもテーマが見抜けませんでしたので、見る目が無いとしか言いようがないなぁ・・・と反省している次第です。
この技のポイントは何か?? という部分的な視点をいくつか持ってしまい、この技は全体で何をしているのか?? という視点が欠けてしまっていました。
具体的に言えば、その場で抑える技と、普通に抑える技では結果が違うわけですから、この点を見誤ると、プロセスの理解についてもかなりのズレが生じてしまいます。
樋口先生ご自身が、その場で抑える技なんだと説明してくださったので何とか理解できたような次第ですが、教えて頂けるというのはとてもありがたいことだと痛感した初稽古でした。
滋賀での初稽古は、別に書こうと思います。
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