ついに彦根で昇級審査が行われました。
初となる彦根での昇級審査には6名が参加しました。
結果は無事に全員合格致しまして、指導している者としてもホッとしております。
自分なりに力を発揮できたと思った人も、今一つだと思った人もいるでしょう。
失敗したと思った方、自信が持てなかったり、上手くいかなかった部分が有った方、それは僕の責任なので気に負う必要はありません。
いつもの稽古とは勝手が違う事も多かっただろうと思いますが、勝手の違いが生じるのは僕の稽古運びが悪いからです。
この場を借りてお詫びいたします。m(__)m
間違っても気にする必要はありません
自分の失敗を棚にあげるわけではありませんが(^_^;)、不合格になった場合は別として、合格されたのであれば、その時の技の出来がどうだろうと気にする必要はありません。
皆さんの技、動きを見ていましたが、勢いや呼吸力はそれなりのものだったと思います。
確かに、型が上手くできれば申し分ないのですが、本来の合気道とは、土台と呼吸力、原則的な知識と自由な発想を使って、自在に動く能力を求めるものだと思います。
要するに、型など無く、形に縛られないのが本来の姿なので、実戦においては勢いと流れに従った技を掛けてしまっても構わないのです。
それが、審査の場では決まった形を示さなければなりません。
その際に、頭に形が出てこなかった為に勢いがなくなり、動きが止まってしまうというだけなので、本来は気にする必要は無いのです。
そういう意味では、例え型どおりに動けても、土台と呼吸力が生じていなければ演技でしかないのです。
樋口師範もその点は重視しておられると思いますので、仮に形が間違っていたとしても、土台や呼吸力については評価して頂けていると思います。
でも技は正確に覚えておきましょう
審査で失敗してもOKですけど、できなかった技はきちんと確認して自分のものにしておきましょう。
合気道の技は、技法の原理を学ぶための教材です。
教材としての技と、実戦に使うためにカスタマイズされた技は別物なので、基本の技というものを自分の中に修めておかなければなりません。
何かに悩んだ時に頼りになるのは、この教材としての技だからです。
審査後の記憶はどんどん薄れていきますので、できるだけ早い間に、自分の気になるところを見直しておいて頂ければと思います。
それでは、また6か月後に頑張りましょう!!
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