2教のコツとは?

交差取り2教の手

最近、2教に悩んでいる方も多いようですね。

まずは、2教をかけるための型をマスターする必要がありますが、それができたら、2教を効かせるための工夫をする必要があります。

2教の基本は「相手の小指を鼻の方へ返すと効く」と斉藤先生の教えにあったように思います。

この教えは、相手の小手を掴んで技を掛ける場合という事ですね。

では、相手に掴まれた状態で技を掛ける場合はどうすべきなのでしょう。

20160413_213046この時は、手刀を下へ切り下げる事で効かせる事ができます。

ただし、自分の小指を真下に向けてから切り下げるようにする必要があります。

良い例として撮影したものでは無いのですが、イメージとしては上記の写真のような感じです。

もう少し高い位置で、もっと小指が真下を向くように行うのが基本です。

手刀を上手に切り下ろす事ができれば、相手の小手の小指側が相手に向かって返っていく構造になる事がわかりますでしょうか?

逆に言えば、上記のような状態のまま手刀全体を下げてしまうような効かせ方では、相手の小指が返る量が少ないため、強い技は掛からないようになります。

目次

肩肘が大切

小手を返して手首が締まって痛みが生じるのが2教の基本的な原理ですね。

となれば、効率的に技を効かせたければ、手首が小手と一緒に回ってしまわない事も大切ですね。

小手と一緒に手首が回ってしまえば、その分小手を返す量が増えてしまいます。

小手を返しても手首が回らず、返した分だけ手首が締まって痛みが生じるのが理想です。

掛からない2教を見ると、この手首を十分に締めることができていない事が殆どです。

では、相手に手首を極力回せないようにさせるためにはどうすると良いでしょうか?

簡単に表現すると、肩と肘について稼働域を無くしてやることが大切です。

具体的に言えば、小手、肩、肘の3点が回らない状態になっている事が大切です。

つまり、手を真っ直ぐに前に伸ばして、そのまま90度に肘を曲げ、さらに小指が上になるように手首だけを90度に前に向けた形になれば、小手を返した時に、肘と肩の遊びが無くなる形となるのです。

この形を作り、維持したうえで技を掛けるのが2教の基本となる事を覚えておいてください。

90度が崩れると途端に関節に遊びが生じますので、その点にも注意してください。

もちろん、2教にも色々な段階があるとは思いますが、まずは基本のこの形をしっかりと理解して、身に着けるようにしていただければと思います。

この感覚がみについてから色々と応用を研究していただければと思います。

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