市民講座・定例稽古

小手返し握り

この日は緊張の一日でした。

市民講座
内容「短刀取り超基礎講座」

会員稽古
京都での定例稽古でした。指導役をはじめてやりました。

目次

市民講座

この日は市民講座でした。後でアンケートを見ていたら、わりと喜んでくださった方も多かったようで、僕自身が一番うれしく思います。

内容は死ぬほど単純でしたね。要するに「突きの小手返し表」を段階的に分解して、じっくりと体験して頂いただけです。

参加された武道初心者の方へ

20160615_213519護身術には手数は不要だと思います。あまり色々と知っていると、かえってどれを使って良いのかわかりません。やり易い技が一つあればいいんです。

合気道を始めるのなら技数を覚える事は必要です。しかし、合気道を護身術に使う場合、1つか、多くても2つくらいの方法を知って頂ければ十分です。

むしろ、相手の腕の掴み方、刃物の特徴の見極め方、動きの注意点(刃物の正面に位置しない)など「知っていればそれで有利になる事」知ってもらう事が大切です。

もし、内容に疑問があったら、メールを頂ければと思います。

参加された武道経験者の方へ

この日の参加者には、合気道などの武道経験者も多数いらしゃったようです。皆様上手に動かれるので驚いていたのですが、潜在的なテーマには気づかれたでしょうか?

実は、今回の護身術の講習会では、刃物との位置関係相手との位置関係、など護身の前提の方に大きなウエイトを置いていました。

講習の内容を位置関係に注意して記載させて頂くと流れは次のようなものでした

  1. 刃物を知る事で、相手の持った刃物が脅威を持つ方向を知る
  2. 掴み方を知る事で、相手と刃物、自分の位置関係を確認し、安全な掴み方が可能な位置を知る
  3. 体を捌く方法を知る事で、刃物に対して安全な場所を把握する
  4. 刃物の位置をコントロールし、安全な相手の倒し方を知る
  5. 刃物を奪える原理を知っておき、安全に奪える場所を知る

1 は、相手の刃物の持ち方と刃の向き等を考慮して、逃げても良い方向を考える事です。

2・3 は、安全な掴み方と安全な場所を両立させる位置関係を確認する作業です。

4・5は、相手を投げて抑える際にも、常に相手の向きと、相手の持った刃物、そして、自分の位置関係を考慮して安全を確保しつつ動く事です。

つまり、位置関係を知り、位置関係を考えながら動くことの大切さを潜在テーマとしています。どのように刃物を奪うのか、どのような技を使うのか、それは自分の得意なものにお任せしています。

というのも、武器技の稽古をたくさんしていると、武器の操作方法の上達では、位置関係の悪さはカバーできない事がわかります。

位置関係の把握というのは戦略に該当し、技の細かい部分と言うのは戦術に該当するのです。

戦略の不備は戦術では覆せないというのは基本で、その事を常に念頭におきながら、フィールド感覚を意識した合気道の稽古こそが重要なのでは無いでしょうか。

会員稽古の短刀取りの指導もさせて頂きました

京都の定例稽古の指導をさせて頂くのはこれが初めてです。滋賀での指導と違って緊張感が高くて構成が難しかったです。

実は、市民講座に集中しすぎて会員稽古の構想を練っていなかったので、市民講座の内容との兼ね合いも考えながら、その場で構成を考えました。

そのため、体の転換と立ち技の呼吸法を長めに稽古してしまいましたし、構成した内容は、あまり良いものにはなりませんでした。

指導も場所が変わると、グッと難しくなるものですね。(^_^;) もっと精進致します。

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