手をひらく時の裏効果

手の開き

まずはこの日の稽古内容です。

杖術
組杖1~21
体術
体の転換、立ち技の呼吸法、斜め片手取り1教表、斜め片手取り2教表、呼吸法
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手をひらく時の裏効果

手を開くと気(呼吸)が出ます。そして、腕が張りを持つようになり、人体を使って武器の理合の表現が可能になる準備が整います。さらに、手首の膨張により相手の握りが崩れ、掴み手に力が入らなくなり有利となります。これが表の効果ですね。

でも今日は、表の効果ではなく、僕自身が最近「裏の効果が有りそうだと感じる」というお話を書きます。

小手を鍛錬しており、そこそこ鍛えられてくると、手を開く時に手首が膨張しますよね??そして、手を開いたとき指を上に向けると手首がしまりますよね??

20160610_130004丁度こんな感じです。

認識できない人もいるかもしれませんが、強弱の差はあれ、必ず両方起きる感覚のはずです。

では、自分の右手首を左手で掴んで、右手を開いて指を上に向けるとどうなりますか?

左手の握りは次のように感覚が変化すると思います。

  1. 右手の開きに合わせて左手の握りの力が少し抜ける
  2. 右手の指が上に向くにつれ密着感が大きくなる
  3. 密着感が腕の一体感に達する
  4. さらに指が上に向くと一体感が崩れ、密着感が急速に減る
  5. 手のひらが手首から剥がれて握りが維持できなくなる
  6. 握り込む事ができなくなる

人によって感覚は違うと思いますが、僕が裏効果として取りあげたいのは2・3のプロセスです。

要するに、握りが崩れる少し前の段階に強いむすび(一体感)が生じる段階があるようだ・・・という事です。確定的ではありません。(^_^;)

もし、強いむすびが生じて、相手が吸着しているような感覚が確かならば、この段階を上手く利用しない手は無いだろうと思います。

勘違いでは無いか? 誰にでも起きる事か? 相手の潜在意識上でコントロールできるか? 実際に技にどの程度の効果をもたらすのか?

確かめる事はたくさんありますが、上手く実用できるようになれば大きなアドバンテージになると思います。研究続行しようと思います!!

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