杖の合わせ法

まずは稽古内容です。

杖術
素振り20本、陰陽進退、杖取り
体術
呼吸法

陰陽進退

陰陽進退は、杖の合わせ法で、縦の合わせです。31の組杖の一部だと考えて頂ければ良いと思います。

直線状で稽古を行い、相手が進んできた分下がり、こちらが進んだ分相手が下がります。つまり、間合いが変わらないように動きます。

また、動きだし、動き終わり、のタイミングを完全に合わせるように努力します。見てからの動きでは遅れが生じるので、カンを働かせて動きだす意識(起こりを知る)を持ちます。

相手の隙を突いたり、高速で動いて圧倒するという稽古とは趣旨が異なるので、お互いにそこを認識して稽古する必要があります。慣れてきたら、少し強弱をつけ、合わせるのが難しいように稽古すると、より発展的になる気がします。

どの合わせもそうですが、一番難しいのは初めの1動作ですね。ここを『合わせた』と感じることはめったにありません。起こりを抑えるというのはすごく難しい事ですね。

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