3教が上手くできないとお悩みの方

彦根市の鳥居本学区に宮田町というところがあります。そこに山田神社という、割と由緒正しい神社があるのですが、5月3日にはそこのお祭りがありました。どこの地域でもあるタイプのお祭りだと思いますから、想像していただきやすいと思いますが、我が家の長女が小学1年生になったため、御稚児さんとしてお祭りにでることになりました。僕はそのお世話係として、一緒に鳥居本を練り歩きました。

天気は晴れの予報で、暑くなりそうだと予想されていたのに、当日は曇りで強風、かなり寒い、という状況になりました。ちょっと風邪をひいたかもしれません。でも、こどもと地元をゆっくり歩くのもなかなか良いものだと思いました。

稽古内容

杖術
素振り11~15、陰陽進退、組杖6、杖取り
体術
体の転換、立ち技の呼吸法、座り技片手取り1教裏、片手取り3教表、片手取り四方投げ、座り技呼吸法

3教の握りのコツ

3教がいまいち上手くかからないという人は、ほんの少しの事で劇的に良くなるケースがあります。ほんの少しの事というのは、小手の握り方の工夫です。

3教の握りを見ていると、人差し指に力が入っているケースを見受けます。その場合、ほとんどのケースで小指とくすり指の緩みが生じています。ここが『ほんの少しで結果が全然違う』を産み出しています。

3教を掛ける際の握りについては、上記の人差し指と、小指・くすり指の強弱を逆にします。つまり、小指を最も強く握って、人差し指は緩んでいても問題ありません。これが3教の握りのコツです。

剣の握りと同じです

剣を握る時は、基本的に小指から順に握りしめるようにします。この握り方が、そのまま3教の握りになるのです。剣術の稽古の際にはしっかりできているのに、体術になったら忘れてしまう人もいます。気を付けてください。

相手に技を掛けたいと、力を込めることに注意が行き過ぎると、感覚的に力を入れやすいように握ってしまうのだと思います。小指で握りしめるよりも、人差し指で握った方が力を入れている感覚が強いため、間違った方法を続けることになります。

実際には、自分の感覚的に有効と思う方法と、実際に有効な方法は、異なっている事が多いので、客観的に『効果はどうなのか?』という視点を持って、思い込みによる錯覚を排除する必要があります。

まあ、偉そうに言っていますが、自分の事を考えてみると、なかなかそのような視点は身に着けることができませんが・・・・。注意してよく考えるしかありませんね。

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