最近、合気道をテレビで見かけるらしい

televi「あさイチ」という番組に藤平信一先生が出ていたらしい。

※写真はyoutubeの一場面です。

母が「合気道の人が出てたわ、最近、他にも合気道の人を見るよ。流行ってるの?」と言っていました。

どんな人かと聞いていけば、どうも甲野義則先生の事のようでした。

合気道??(^_^;) ま、確か有段者だったと思うし、似てるけどね。

二人とも、番組で話していたのは体の上手な使い方についてのようです。

藤平先生に関しては、気の使い方とかも紹介されるのだろうと思います。

僕とは流派が全然違うし、かなり武道のスタイルが違うお二人ですが、共通するのは、ちょっと不思議な現象を紹介しようとする事でしょうか。

まあ、古武術手品的な感覚で見る事ができるし、テレビを見る人も楽しめますよね。

武道に興味を持ってもらったり、実生活に役立ててもらうためのプレゼンと考えれば、それはそれで大きな意味を持つのかもしれませんね。

ただ、見ていて不安な気もします。

「これ不思議でしょう?? このように体を使えば楽だし、効率的なんですよ。」

「本当だ!これは役立ちそうだ。これから生活で利用しよう!先生、ありがとうございました。」

もちろん、それで良いのですが、根本的な身体の強化には繋がっていない事に気にも付きます。

鍛える事の重要性より、使い方の重要性に目が行くのです。

下手をすれば「そのうち合気道でも習って、身体の動かし方でも勉強しようかな・・・・・」ぐらいの気持ちになってしまうかもしれません。

目次

時間をかけて得るもの

「80歳でも元気に動ける体を手に入れて欲しい」という僕の願いは、体を楽に動かす方法を知る事だけでは実現できないと思うのです。

確かに、武道の体の使い方の中には、重力などを利用し筋肉を極力活用しない体の使い方をしたり、腕を使わず腰などを利用して重い物を持ち上げやすくしたり、という効率の良い体の使い方の技術が有ります。

ただ、これらは、通常、鍛錬(衰えない体を作る稽古)した人間が、さらに効率よく力を発揮するために身体を活用する技術なのであって、決して楽をするための技術では無いと思うのです。

僕、個人の見解としては、むしろ現代社会で重要視されるべきなのは、武道の世界で大切にされてきた、鍛錬方法(衰えない体を作る為の稽古)の方だろうと思います。

人に聞いた話ですが、加齢や怪我などの衰え、不調によって、身体そのものが、体調が悪くなる方向に調整されてしまう事があるようです。

そうなると、治しても治しても、次々問題が発生してしまうようです。

そうならないように、楽しみながら、時間をかけて身体強化と調整を行い、それを続けることによって衰えを無くすことが、武道を続ける効果として、本当に重視すべき部分なのでは無いかと考えています。

そうやって、ゆっくり身体を整えていても、もちろん調子の悪い部分は出てきます。

そんな時に、身体操作を勉強しておけば、調子の悪い部分をフォローした良い動きが可能となるはずです。

言わば、鍛錬と身体操作は武道としては両輪のような関係でしょう。

ただ、武道的な視点ではなく、日常生活や人生に役立てるという視点で考えるのであれば、鍛錬の方を重視する方が健康寿命を延ばせるのではないかと思います。

健康寿命が長ければ、それだけ人生は有利になります。使える時間が増えるわけですから・・・。

戦国時代なんかを考えても、結局、早く死んだら負けなわけですよね。(^_^;)

僕は、バス釣りが趣味なのですが、せっかくバス釣りの盛んな琵琶湖のほとりに住んでいるのだから、できるだけ本格的に長い間楽しみたいと思います。

きっと、合気道の稽古に参加してくれる人にも、長く楽しみたい事はあるでしょう。

そんな方々にも、できるだけ若々しく、美しく、元気よく生活していって欲しいと思いますね。

ちょっと、風変わりな投稿でした。

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