合気道を実戦で使う為に

まずは、稽古内容の記録をしておきます。

剣術
合わせ3・4、組太刀の2、変化の1(剣の理・体の理)、太刀取り1・2、短刀取り、突き小手返し
体術
体の転換、立ち技の呼吸法、正面打ち一教(表・裏)、正面打ち入身転換投げ、横面打ち呼吸投げ

少し、整頓して技の稽古を展開してみたら、間違いなく技数が多くなりすぎました。 ^_^;

できるだけ、強い土台を持つ合気道家を育てたいと思っているので、あまり型の吸収に偏り過ぎるのも考えものです。

座り技もう少し技数を減らして、養成系の技にじっくり取り組みつつ、それでも審査などで力が発揮できるように実力構築をしていくのが良いかと思いますが、そんなに簡単な話では無いでしょう。

種類が多い技法パターン

合気道の攻め方を挙げてみると、次のようになります。

正面打ち(自分から・相手から)・横面打ち
上段突き・中段突き
片手取り・斜め片手取り
諸手取り・両手取り
肩取り・胸取り・肘取り

これくらいが基本的なもので、11種類です。

そして、上記の取り方に対する技が、極限まで少なく考えて15技あり、さらに、それの裏表があります。

計算すると、11×15×2=330の型が基本形として存在しているのです。

一応、法則性があるので、習得が困難というわけではありませんが、上手に稽古を運ばないと、審査の段階で「わからない」という状態になってしまいます。

この辺りのバランスは、本当に難しいところです。

合気道を実戦・護身術で利用するために

実戦や護身に利用したいと考えるのであれば、少なくとも型が自然に出てくるようになる必要があると思います。

早くそのように状態にしたければ、少ない技を多数回繰り返す方が有効なのでしょうが、まずは、大体の技の手順を覚えてしまうよう稽古します。

このあたりの構造が、合気道が実戦で使えないとされる理由の一つなのでは? と考えております。

試合形式や乱捕り稽古の無さが原因とされる事が多いのですが、そんな事よりも繰り返しの少なさが問題なのだと思います。

一般の修行者が、その武道の持つ「強さ」というものを考えるのも、稽古を始めて3~4年(初段)くらいでは無いでしょうか。

そして、合気道の場合、稽古を始めてから3~4年(初段)くらいでは、型の手順を習得した程度で、繰り返しに関しては大した量では無いと思います。

でも、大体の型については知った気持ちになるので、使えないという結論になるのではないかと考えています。

一つの技をとことん繰り返せば、使えるようになると思うのですが・・・・・・。

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