横面打ちを「受ける」

まずはこの日の稽古の内容から

剣術
合わせ1~5、1の太刀、変化1・2
体術
体の転換、立ち技の呼吸法、座り技横面打ち1教表・裏(1つめ)、横面打ち四方投げ裏(2つめ)、横面打ち3つめ(3つめ)、座り技呼吸法
目次

横面打ちの受ける

まずは、横面打ちをしっかり受けましょう!

体を完全にはずして、手だけ出して、撫でるように受けるのが横面打ちの受けではありません。

使える人の横面打ちは、受ける角度を間違ったらふっとばされるほど強力なものです。体が入っていない状況で、腕だけぶつけて止められるほど甘いものではありません。

横面を躱す際に、相手の手刀を導くために行うのであれば、軽めに当てて流すのもありかもしれませんが、そのような事は、まず普通に受ける感覚を身に着けてからです。

受けられないと殆どのケースで使えないかも

不意打ちを流す事・・・できると思いますか?? 不可能では無いにしてもとても難しいと思います。まして、不意打ちに対する稽古をしていないとほぼ不可能でしょう。でも、不意打ちなど稽古で表現しようがありません。

なのに、合気道という武道の性質を考えれば、戦う必要が生じるのは、相手の不意打ちからという展開が多いのではないでしょうか。または、相手が手を出してきたから対処するという、どちらにしても後手の展開が基本だと思います。

そんな時には、最小限の対応として「受け止める」とか、掴まれたなら「そこから動き出す」といった、固い稽古(後手からの稽古)での対応力を身に着けている事が重要だと思います。

だから、まずは横面打ちも「受け止める」のです。

真っ直ぐの力で受ける

まずは、手形の方向をきちんと認識して、体がグラつかないように受ける稽古をします。角度を誤ると受けごと潰れてしまいます。横面の角度などを考えて、真っ直ぐ体で受け止める感覚を身に着けましょう。

その感覚が身に着いたら、相手の横面の軌道が掴めているという事だと思います。軌道がわかったら、敵の手刀の軌道上から自分の体を捌きます。つまり「体捌き」です。

気をつけて欲しいのは、相手の横面の軌道を無視して、自分の思うとおりに動いて捌くという「ニセ体捌き」を使った受け流しをしないようにしてください。

自分の動きを中心に稽古した場合、ほとんどが「ニセ体捌き」になると思います。気を付けて稽古してきたいものです。

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