足を出す際の注意点

まずは稽古の内容から書きます。この日は見学もありました。

剣術
素振り1・2・5、組太刀の1
体術
体の転換、座り技正面打ち1教、小手返し、座り技呼吸法
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足を前に出す際の注意点

例えば、1の素振りの場合など、剣を振り下ろす際に片足を前に出して進みますね。その際に、注意してほしい事が有るので、そこをまとめておきます。

簡単に言ってしまえば「剣を振りおろす際に、地面を踏み込まないように稽古してほしい」という事です。

むしろ、体で足を押し出していくように、地面を滑らせて足を出していきます。

最後、地面に完全に下してしまう際にも、静かに丁寧に下すようにします。踏込時に、地面からの反発が最も少なくなるように、慎重に踏み込む稽古をします。

どういう効果があるのか?

早く動けるとか、滑らかに動けるとか、そういう必要性からこのような意識を持って欲しいわけではありません。簡単に言えば「」を出すためです。

もちろん、動きの滑らかさなどにも繋がるのですが、僕個人は、丹田に気の呼吸をさせるために、足の動かし方がとても重要だと感じているため、上記のような進み方を身につけて欲しいと思います。

足(地面)からの反発が生じると、爪先(地面)から丹田に向かって逆に力の流れが走ってしまいます。つまり、丹田から流した気のいくらかが逆流してしまうのです。

丹田に向かって力が逆流しなければ、丹田からの気が上手く相手に流れます。この上手く流れる状態を作っていく必要があるのです。

丹田感覚を養う

丹田そのものは、足や手などのように、独立して動作が可能な部分では無いため、丹田から気が流れている感覚というのは、全身を上手く利用して丹田部分をしっかり動かしているという事だと思います。

理屈で色々と考えているよりも、丹田意識を養って、丹田がスムーズに呼吸するように訓練すれば、それで合理的な身体操作と、呼吸力が養成されるはずです。

まずは、その核となる部分である、丹田の存在について意識を高めるようにしてください。これは、在ると思い込むしかありません。漠然としていても問題ありませんから、ゆっくり感覚を養ってください。

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