投げ技の基本

この日の稽古内容

杖術
素振り2本、陰陽進退(縦の合わせ)、組杖の3
体術
諸手取り体の転換からの呼吸投げ、立ち技の呼吸投げ、座り技正面打ち1教(表)、半身半立ち横面打ち小手返し(裏)、座り技呼吸法

呼吸投げ2本

投げ技の基本は次のようになると思います。昔から書いている事の繰り返しになりますが。。。

  1. 人間を横にする
  2. 体軸を中心に回転させる

もう少しわかりやすく説明すると、次のようになります。

まず、クリップ付きのノック式ボールペンをご用意ください。そして、ノックする部分が頭、クリップが顔の向きだとお考えください。

次に、クリップを下にした状態で横(水平)にしてみてください。両手で持っていただいて結構です。これが人間を横にするという状態です。

それから、クリップが自分のお腹側から270度回転するようにボールペンを回してみましょう。すると、クリップが自分と同じ方向を向いた状態になりますよね?つまり、体軸を中心に相手を回転させた状態です。

そこまでできたら、両手をぱっとはなしましょう。これが投げ終わりの状態です。

投げやすいけど効果が・・・・・

上記のように空間思考しながら投げると、とても投げやすいのですが殺傷力が低くなります。頭を打つ可能性が低い、受け身が取れなくても受け身状態になる、などの安全性の高い投げです。つまり、演武用と言えるでしょう。 (-_-;) きれいに見えますからねぇ・・・・

だから、ダメージを与えて投げたい時には、頭から倒すようにして、飛び受け身すらさせないように抑えて投げます。単純に言ってしまえば、投げるというより倒すわけです。

そして、すぐに抑え込んだり、折ったりして相手の行動を制限します。どのくらい制限すれば良いのかは相手の数によって変わるようです。

うーーーん。指導者としては、殺傷力の高い投げ方は教えたくないものだろうと思います。僕も、樋口先生にいくつか見せて頂きましたが、いまだに小手返しくらいしかやりません。

とはいえ、ビビッてばかりもなんですから、機会があったら、十分に安全に配慮したうえで稽古してみましょう。

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