当支部サイト内で使う合気道の用語の定義

まずは当サイトでの言葉の定義を確認してください

ブログの記載や稽古の際に、滋賀支部指導員が色々な言葉を使いますが、どういう意味で利用しているのかをまとめておきます。疑問に思ったら確認ください。(平成28年6月追記

また、取り上げて欲しい言葉が有ればご連絡ください。

※あくまで、当支部で利用する際の意味であり、全国共通の認識では有りません。

理合(りあい)とは

仕組、あるいは、根本原理、のような意味で利用しています。開祖によれば、天地自然の中には原理があって、それを発見し、利用するのが合気道の研究方法の一つのようです。つまり、師にのみ学ぶのが合気道ではありません。道場でのみ学ぶのでもありません。

ちなみに、合気道は「剣術の厳しさ、非情さ、という武道的な理合」と、「宗教的な視点、実社会的な視点からの人間育成の理合」を融合し調和させた武道です。

体(たい)を開くとは

爪先中心に回転せず、体幹軸を中心に半身を動かす事です。丁度、半身を動かすときに「開く」という感覚になります。体の転換の基本であり、裏技の基本動作となります。

丹田とは

体の臍より少し下の部分が基本ですが、人によって違ってもOKです。自分で自由に動かせない部分と認識しております。独立して動かせない部分であるため、臍下丹田が動くという事は全身が動くという事になります。

気(呼吸)とは

臍下丹田を動かす事により発する、体を流れる力の事と認識しています。「呼吸」とも表現されています。丹田から吐き出されて流れる力と、丹田へ吸い込んで流れる力の2つがあるように思います。

※気功などで利用される、不思議な力としての「気」とは違うものだと思います。

呼吸力とは

上記の「吐き出す気」・「吸い込む気」の両方を扱う実力(そもそもの気の強さを含みます)を表現した言葉だと考えています。つまり、「気で呼吸をする上手さのレベル」を表したものというイメージです。

呼吸法とは

気で呼吸をする上手さのレベルを上げる鍛錬方法だと思います。単に技をするだけでなく、技に気の流れを加えていく方法を学ぶ稽古の事だと認識しております。

むすびとは

気を相手に流し込んでいる時、或いは引き出している時、に生じる、繋がりの事だと思います。実戦的であるほど、一瞬で行われるべきだと思いますが、稽古時にはゆっくり表現されている事が多いように感じます。

ただし、上記は身体的な むすび です。むすびには 心的・時間的・場所的 なものも含める可能性があります。

固い稽古とは

合気道を始めてから、最後までお世話になる基本の稽古方法です。

こちらの動きを封じてきた(固めてきた)相手に対して、そこから、動き出すことのできる方法の習得、気の力の養成、足腰の安定の向上を目指します。

物質的に言えば「固体」、先で言えば「待の先」、現代的に言えば「後の先」となります。つまり、後手から優位を取る方法でしょうか。「後の先の習得は武士の嗜み」とも言い、護身術の基本です。

例えば、合戦中に両腕を掴まれてしまった場合などを想像してください。そこから動けないと、命を失う事になります。まずはそこから、動ける事が重要です。

つまり、相手に捕縛させてから技をする固い稽古は、まず身に着けておくべき基本となります。

流れの稽古とは

相手に完全に固定されないうちから動き出し(取られざま)、相手に力を発揮させる事無く抑える稽古稽古です。流れを作って、相手に隙を与えないようにします。

起こりに合わせる事が大切で、同時に出て勝機を掴みます。

物質的に言えば「流体(液体)」、先で言えば「対々の先」、現代的に言えば「」となります。つまり、同時に出て優位を取る稽古です。

気の稽古とは

相手に取らせないで技を施します。相手を、自分が思うように導き出す(コントロールする)稽古のようで、とても難しい稽古だと思います。

物質的に言えば「気体」、先で言えば「懸の先」、現代的に言えば「先の先」となります。

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20130508

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