合気道の杖術( 合気杖 )について

組杖

彦根市の合気道武産会 滋賀道場では、開祖 植芝盛平翁 の残された、合気道の杖術( 合気杖 )を稽古しております。

合気道における武器技の2つ目が杖術 ( 合気杖 )です。体術はそのまま短刀術としても活用できるので、合気道には少なくとも3つ武器技があります。

なぜか合気道の杖術 ( 合気杖 )は人気があります。

合気道には「剣を持ったら 合気剣 、杖を持ったら 合気杖 」という言葉があり、合気道を正しく稽古していけば、同じ原理で全てが使えるようにできているとされています。

ただ、武器の性質の違いによって、武器の操法や体の使い方に当然違いが表れてくるはずです。

例えば、杖の性質は、次のような点が剣と異なるのです。

  • 剣のように切る事ができない
  • 杖を掴まれてしまう事がある
  • 線で攻撃する(叩く)より、点で攻撃する(突く)方が有効
  • 長いので間合いが変わる
  • 切れないので体捌きが変わる

    ですから、合気剣の体術合気杖の体術というように、武器の操法により体術を自在に変化させる事ができるのが本当のところではないかと、考えております。

    合気杖の型の数が合気剣よりも多いです

    下記のリストでは、剣術の型数よりも少なく見えてしまうかもしれませんが、そもそも素振りの数からして杖術 ( 合気杖 )の方が多くなります。

    • 素振り               20本
    • 左右転換(横の合わせ)
    • 陰陽進退(縦の合わせ)
    • 組杖                 7本
    • 31の杖素振り
    • 31の杖組杖
    • 杖取り               10本
    • 杖捌き               10本
    • 剣対杖                 6本

    木杖で剣と戦う場合、杖ごと切られてしまう可能性もあり、それを考慮した稽古もあり、剣に対する杖の技法として残されております。

    また、杖を掴まれてしまった場合の技法なども存在します。

    合気道の杖術 ( 合気杖 )は早く滑らかに使う

    杖 上段受け 開祖 植芝盛平翁

    杖 ( 合気杖 )は早く滑らかに使います。

    動きの流れを切らないようにして稽古します。

    武器技を稽古していると、動きの止まらない流れるような演武を見ると杖術を感じ、動きが流れない演武を見ると剣術を感じる時があります。

    また、杖術の素振りには、複数の敵を蹴散らせるような、ダイナミックな素振りも存在します。

    杖術 ( 合気杖 )の稽古を積んでおけば、多人数を相手にする場合役立つ可能性が高いです。

    杖術( 合気杖 )を学ぶメリット

    杖捌き 投げ

    杖に近い棒はどこにでもあるので、護身術的に見て利用しやすいという点がメリットです。

    例えば、竹ぼうきなどでも杖と同じように利用が可能です。

    今の日本では、武器になりそうなものを見つけた場合、杖術 の方が使いやすいだろうと思います。

    杖術 ( 合気杖 )が上手くなれば身を護れる可能性がグッとアップします。

    どこで・いつ稽古をするのか?

    当会では下記のとおり稽古を行っております。

    まずは体験してみよう!

    道場の内装

    当会は滋賀県彦根市の京町にある彦根京町道場 を中心に、多賀町 などでも稽古を行っております。

    ご予約いただければ無料でご体験いただけます。

    興味をお持ちの方は、まずは何度か無料体験をご利用いただいて、自分自身の目で当道場をご確認いただき、気に入ったら合気道をはじめて頂ければと思います。

    どうぞ、お気軽にご予約ください。